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執筆者の写真原口日加里

「好きだからこそ〇〇したい!」があふれる場所に

こんにちは。原口です。

 

民間学童きりんアフタースクールでは、子どもたちが自ら考え・選択・決定できるよう、遊びや学びの場づくりを日々試行錯誤しています! 

 

きりんアフタースクールでは、自由時間になると自分たちが過ごしたい場所で過ごします。

外へ遊びに行く子、中で本を読んだり制作をしたりする子など過ごし方は様々です。

 

子どもたちと一緒に遊んでいると、普段の会話や学習では見ることができない一面が垣間見えます。

今日はそこで印象的だったエピソードをお話ししながら、子どもが「好きを深める」環境を創りたい理由もお話ししたいと思います。

 

「人を助けるのが好きなんよね」

A君はいつも、「どうしたら野球をできるのか?」を考えて過ごしているように見えるくらい、とにかく野球が大好きです。

自分たちで少人数でもできるようにルールを考え、3人いれば野球ができる環境を創っています。




 

仲間が集まらないときは、スタッフにも「野球しようよ!」と声をかけてくれるので、先日は一緒に野球を楽しみました。

私がバッターボックスに立った時、ピッチャーのA君が

(投げる球は)優しめ、普通、本気どれがいい?」

と聞いてくれたので、もちろん

「優しめで」

とお願いをし、ヒットを打たせてくれました。

 

その後A君に、

「球の速さを選ばせてくれてありがとう!球を打てて嬉しかったよ!」

と話すと、

「あんまり野球しない人には選ばせるよ!

おれ、周りの友達にコーチって呼ばれてるんよね。みんなに教えるから。

人を助けるのが好きなんよね~。」

と話してくれました。

 

このふとした一言は、A君が好きな野球を一緒に楽しんでいたからこそ出てきた言葉なのだと思います。

A君が、人のためになにかしたいという自分の想いに気づいてることを知ることができて、とても心が温かくになりました。

 

「好きを深める」ためにできること


好きだからこそ出来なかったときは悔しい。

好きだからこそもっと挑戦したい。

好きだからこそもっと話したい。


A君のように「好き」を深める過程だからこそ、できた経験や気づき、湧き出る想いがあると感じています。

そして、その経験はもしかしたら人生を貫くような大きな気づきになる可能性だってあると思っています。

 

だからこそ子どもたちを見守るスタッフとして、その「好きを深める」過程で子どもたちが「これやりたい!」と思ったことを実現できるよう、アイデアを一緒に出してみたり、道具や材料をそろえたり、一緒に試行錯誤してみたり、子どもに混ざってやってみたりと可能な限り寄り添える自分でありたいと思うのです。

子どもにとって新たな気づきを得るのは今日かもしれませんから。

 

目の前のことに追われている中でも、子どもの声を拾う心の準備はいつでもしておきたいなぁと改めて感じたA君との出来事でした。

 

それでは、また。

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