こんにちは、平田です!
ゴールデンウィーク明け、子ども達が出かけて楽しかったことをテンション高めで教えてくれました。それぞれによい休日が過ごせたようですね!
さて、今回は、学習室での子ども達の様子を見て考えたことをお伝えしたいと思います。
誰でも経験する「つまずく」ということ
学習室で子ども達の様子を見ていると、進んで問題を解いていく子、集中できなくてプリントを終えるのに時間がかかる子、分からない問題につまずいてやる気がなくなる子・・・。
いつも進んで取り組んでできる子もいますが、みんないつも同じ状態ではなくて、その時によってさまざまです。
そんな中、先日は、「分からない問題につまずいて、“やる気”がなくなった状態」の子に目がとまりました。
かけ算の筆算のプリントに取り組んでいて、それまでは、やる気でどんどん問題を解いていたのですが、前の問題と傾向が変わり、筆算の仕方が分からなくなったようでした。
つまずくポイントは人それぞれですが、つまずいたときに、「もうやりたくない」という気持ちになり、一旦学習がストップしていました。つまずいて気持ちが折れるということは誰でもありますよね!
(3年生の子が(37)の問題でやり方が分からなくてつまづいていました)
やる気がある状態とは?
では、「もうやりたくない」(やる気のない状態)の逆である、“やる気”のある状態とは、どんな状態なのでしょう?
調べてみると「進んで物事を成し遂げようとしている状態」のことだそうです。
誰でも、「つまずいたから、もうたりたくない」という気持ちになった経験はあると思います。
でも、「つまずいたから、もうやらない」という気持ちになることから抜け出して、「つまずいた。でも、なんとかしてみよう!」という気持ちになれたら、この先できることの可能性が広がるのではないかと思うのです。
目標と自己効力感が”やる気”を支える
では、つまずきを乗り越えていく力はどうやってついていくのでしょう?
わたしはこれまで子ども達と一緒に過ごしてきて、次の2つが“やる気”に大きく関わっているのではないかと考えています。
① 達成したい目標がある
達成したい目標に向き合っているときは、具体的に目標を決めて、努力することができます。
また、淡々とこなすだけの時よりも、前向きな気持ちにもなれます。困難にぶつかった時にも、あきらめずに行動を続けることができます。
例えば目標として、
「次のテストで〇〇点を取る」
「今週1週間で、プリントを10枚する」
「次の算数検定に合格する」
など、自分をレベルアップさせるための目標で、達成したかどうか判断しやすい目標を設定するといいのではないかと考えています。
(算数検定で、次の級の合格を目指してがんばっている5年生です)
② 自己効力感(自分自身が信じられる感覚)がある
つまずいたときや失敗したときに、あきらめずに向き合い続けることは、とても難しいです。
でも、「自分だったらできる!」という自己効力感(自分自身を信じられる感覚)があれば、うまくいきそうな別の方法を考えて、あきらめずに続けることができます。
“やる気”は、目標と自己効力感に支えられているのではないかと思うのです!
学習の場面においては、分からないことを分かるようにすることで、分かった!→できた!→もっとやりたい!につながるので、分かるようにすることは大切だと考えています。
しかし、人がつまずく場面は、学習の場面だけではありません。
遊び、友達との関わりなど、さまざまな場面で、つまずくことがあります。
CAN!Pでは、アフタースクールでの学習や遊びだけでなく、CAN!Pラボや、CAN!Pイングリッシュなど、それぞれの場所で、さまざまな体験や活動ができることも魅力です。
それぞれの場で、自分で目標を決めて取り組んだり、いろいろな体験を通して達成感を味わったりすることを、たくさんしてほしいと思っています。
そして「自分だったらできる!」という自信をもってらいたいと思います!
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