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執筆者の写真平田美枝

ツマグロヒョウモンと過ごす

こんにちは、平田です。

あじさいの花が少しずつ色づき始め、自然の移り変わりに季節の変化を感じています。

さて、今回は子どもたちがツマグロヒョウモンと関わる中で見られた素敵な様子をお伝えしたいと思います。

 

ツマグロヒョウモンの変化

先日、子どもたちが、きりんアフタースクールの部屋で飼っているツマグロヒョウモンの幼虫のかごを見に来て、興味津々に様子を観察していました。

わたしも中をのぞきこんでみると、幼虫からさなぎになっていました。

次々と集まってくる子どもたち。

スタッフも一緒になって様子をじっくり観察します。


自分の知っていることや体験を話したい!

さなぎをよく見ると、背中には、キラキラした丸い模様があります。

それを見て、

「さなぎの体に銀色の丸がある!」

「あ!これ、金色の丸ができるさなぎもいるんだよね!」

「銀色か金色かでオスかメスかわかるんよ!」

「銀色だとオスだっけ?メスだっけ?」

と、以前にもツマグロヒョウモンを飼ったことのある2年生のA君がとても楽しそうに教えてくれました。

 

また、B君は、

「さなぎが皮をぬぐのが楽しみ!ドキドキ!ドキドキ!」

「チョウチョになったら何色になるか予想しよう!

 ぼくは、オレンジ色になると思うなあ。

 どうしてかというと、幼虫の体にオレンジ色があるから。」

と、ツマグロヒョウモンのさなぎの姿から疑問を持ち、予想を始めていました。


さらにC君は、

「ぼくは家でカブトムシの幼虫を飼っとる。

 4匹飼とっるんよ!毎日よく見とる!」

と、まさに今自分の経験していることを生き生きと語ってくれました。


自分が興味のあるものは表現したくなる

子どもたちが、心からツマグロヒョウモンに興味をもったり、ツマグロヒョウモンに心を開いたりしている様子は、きらきらとして素敵でした!

そして、自分の知っていることや経験を“話したい!”、“伝えたい!”という気持ちに溢れていました。

 

この子どもたちの様子から、自分が本当に興味をもち、そのものに関わりたいと思うことによって、自然と“伝えたい!”、もっと言うと“表現したい!”となるのだと、実感しました。

また、この出会いによって、”もっと知りたい!”という知的好奇心が刺激されているようにも感じました。

 

CAN!Pの目指す子ども像の一つに、「熱中する探究者」があります。

まだ知らないものと出会い、興味をもっていく経験は、「熱中する探究者」の入り口です。きりんアフタースクールでは、そんな場を日々試行錯誤しながらつくっています。

様々な経験が、興味関心や知的好奇心の種となり、子どもたちが生涯学び成長し続けていく土台となってくれたら嬉しいです。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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