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子どもにとっての余白の大切さ

こんにちは、森本です。


福岡で「教育をおもしろくする」というスローガンのもと、民間学童きりんアフタースクールを運営しています。


放課後の子どもたちの時間をいかに有意義にできるか、探究的な学びを届けられるか、みんなで頑張っています。


今日は、子どもの時間的な「余白」の大切さについて、ある保護者の方から聞いたお話をもとに書いていきたいと思います。


そもそも、子どもの生活にとって余白が大事と言いますが、なぜなのでしょうか。

結論の一つは、余白のある生活の中で子どもたちの創造性が育まれたり、発揮されたりするからだと思っています。

聞いたお話をもとに少し具体的に書いていきます。


あるご家庭での週末のお話


先週末S君は、午前中、お父さんに、「ねえ、暇だからテレビ見たい」と言ってきました。

お父さんはスルーをして、放っておいたそうです。


その後S君はごろごろしてぼ~っとしていたそうですが、急に何かが降ってきたかのように


「段ボールがほしい!」とお父さんに言いました。


お父さんは、家にあった段ボールを彼に渡したところ、はさみで切ったり、ペンで書いたりところどころカッター等で切る手伝いをしたそうで、ほとんどは子ども本人が作ったそうです。


、、、


本題はこの次になります。


「何のロボットなの?」とお父さんが訪ねた際、


S君は「これはね、ごみ掃除ロボットなんだよ、ぼくはね、ごみを捨てるのが面倒で困っていたから、このロボットの中に入れれば、ごみをいちいち捨てなくてすむんだ。」と言ったそうです。


色々突っ込みどころがある話ですが、彼なりの考えを形にしたということが素晴らしいですね。


さらに出来上がるためのプロセスについて、いくつか大事な点があると感じたので書いていきます。



①想像的思考やアイデアは余白の中から生まれる


そもそも何か新しいことを思いついたり、考えたりするのは、考える時間があるからです。忙しい時間に新しいことはなかなか生まれません。それは我々の仕事でも同じことが言えると思います。


②余白を生むためには大人の環境づくりは欠かせない


S君の例でいうと、テレビやYOUTUBEを見せたその瞬間から強い刺激を受けてしまうので、自分から創造的な活動をする可能性は低くなります。(もちろん自分の活動のためにデジタルを活用する場合は問題ないですが。)

だからこそ敢えて何もしない時間を家庭の中でも作ることが大事なのだなと感じています。


大人もつい退屈な時間に何かを埋めてしまいがちですが、何もない時間にこそ価値があることを認識しておくべきなのだと思います。



きりんアフタースクールでの余白の作り方


S君のご家庭での話を、私たちのアフタースクールで置き換えても同じようなことが言えます。


アフタースクールに登校してからお迎えまでの間で、課外教室は別として、「何時から〇〇をしないといけない」というルールは厳密には決めていません。


登校してから、おやつを食べ、まずは学校の宿題とプリント学習をしてから自由遊び、、、といったおおまかな流れのみ決めています。


あとは子どもたちの選択に委ねています。


自分で考えるという時間的な余白を作ることで、子どもたちが自分の考えや行動を選択し決定する瞬間をなるべく日常に作ってあげたいという願いからです。


なので、遊ぶときも大人側が提供したもので遊ぶのではなく、子どもたちが遊ぶ中で生まれた発想を大人が一緒に形にしてあげるようなサポートに徹しています。

子どもたちの自由な発想はすごいものがあります。余白を与え、自由に考える機会を作ることでどんどん遊びは発展していきます。


最近、園庭で野球をしている子たちがいます。





既成のもので準備しているのはプラスチックのバットくらい。


ボールは紙をまるめて、どうすれば固くて飛びやすいボールが作れるかを考えています。ベースが必要となれば手作りをし、ピッチャーとバッターの役割分担も自分たちで決めています。


これらは余白が生まれる環境を作っているから生まれることなのだなと、S君のご家庭の話と自分たちの活動がリンクしました。




今日は子どもにとって余白を作る大切さについて書いてみました。

お仕事をしながら、なかなか平日は余裕がないというのが多くのご家庭の本音だと思います。


週末の過ごし方など、少しでも参考になることがあれば幸いです。では、また!

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