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執筆者の写真原口日加里

子どもにとっての最善ってなんだろう?

こんにちは。原口です。


今日は夏休みに向けて実施した学力テストの様子から気づいたことをシェアしようと思います。


スタッフとのミーティングにて


先日、スタッフが集まり夏休み中の学習をどのように進めていくのかを、それぞれ意見を出し合いました。昨年のことを振り返り、「こうすればもっと良くなるかも!」と新たな取り組みを決めるなど、たくさんの意見交換がありました。


そこで出た取り組みの1つが、2年生、3年生対象の夏休み前の学力テストです。


目的としては、今までの学習が定着しているのかを確認しつつ、夏休み中の学習をどのように取り組むのかを子どもたちと話し合って決めるためです。


点数で評価するという意味合いではなく、あくまで現在地を子どもたちと共有するためのツールとして使用した感じです。


実際に学力テストをしてみると、子どもたちが色んな反応を見せてくれました。


子どもたちの反応


A君は割り算のところで少しつまずいている様子でしたが、こちらが「今回のテストどうだった?」と聞くと、


「ここまではできたけど割り算のひっ算は少し忘れちゃっているなぁ。復習したほうがいいかも。」と自分で課題を認識して、問題解決するためにどうすれば良いのかを自己決定していました。


Bちゃんは現在かけ算を学習していますが、引き算に自信がないようでした。


ここで復習を入れたほうが良いという判断で「夏休みに復習してみる?」と聞いてみましたが、苦手意識が強いのかこのままの進度で本人は続けたいようでした。


別日にBちゃんに「学習をこのまま進めていくと、時間がものすごくかかる問題が出てくると思うんだけど、今のうちに克服しとかない?」と提案すると「分かった。」と受け入れてくれました。


夏休み中はBちゃんとの対話を通して不安感を解消しながら、「できた!」「やりきった!」の感覚を夏休み終わりに感じてもらえたら嬉しいなぁと思いました。


学力テストは学年で共通のものを用意しているため、子どもたちの進度によっては習っていない問題もあります。習っていない問題は飛ばすよう声かけをしていますが、C君は習っていなくても工夫して最後まで問題に挑戦していました。


C君の粘り強い一面を見ることができました。


学力テストを通じて感じたこと


テストへの姿勢は三者三様で、それぞれが自分の到達度や気持ちと向き合っていました。


テストが子どもたちにとって、現状を振り返り次に活かすツールとして前向きに捉えていけるといいなぁと思った取り組みでした。


そして、子どもたちの気持ちも大切にしつつ、「結果的に子どものためになる選択は何か」を考え提案する難しさも今回経験させていただきました。


いよいよ夏休み!

子どもたちとたくさん学び、遊ぶ夏を楽しみにしています!!



ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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