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執筆者の写真原口日加里

子どもの「想い」を知る

こんにちは。原口です。

民間学童きりんアフタースクールでは、子どもたちが自ら考え・選択・決定できるよう、遊びの場や学びの場を日々試行錯誤しています!


現在、新年度に向けて新1年生を対象に説明会予約を行っております。


先日の研修で得た知識をもとに、きりんアフタースクールの子どもたちにどのように還元できるのかを考えたので、その内容をシェアします。

お子様との関係構築にも役立つところもあるかと思いますので、ご一読いただけますと幸いです。


研修での学び

研修では、子どもたちが自ら学びを深めるためには、適切なタイミングでの適切な声掛けが重要であることを学びました。

その出発点として、子どもたちの行動や態度を「知る感じる」ことが必要になります。


子どものことを「知る」

例えば、「音読したくない。」と言動で表してきた子どもに対して「音読する決まりだよ。だから音読してね。」と言っても根本的な解決には至らず、次回も同じような気持ちや態度で「音読すること」に向き合うことになります。


そこで大切にしたいことは、「どうして音読したくないのか?」を知ることです。

読めない漢字があって音読するのに時間がかかることが嫌なのかもしれませんし、とても疲れていてどうしてもやる気になれないのかもしれません。


これまでの子どもの言動や本人との対話の中で、原因を観察し、知ることを大切にしなければ、「ただ、やりたくないんだな。」と決めつけてしまうことになります。


子どもと目標を共有する

子どもを知ることができて初めて、子どもたちに「どうなってほしいのか」を明確に伝えることができるのだと研修を通して気付きを得ることができました。


子どもを理解することで、「怠けていたらいつまでたっても終わらないよ」などと見当違いの声掛けではなく、「積極的に何かに取り組む時間を増やしてほしい」といったポジティブな目標を伝えることができるようになります。


そして目標達成するために、目の前の子どもに合わせて「読めない漢字にフリガナをつけてみる?」「明日の朝やってみる?」など、具体的なサポートが増えていくかと思います。


子どもだけでは気持ちをどう持っていけばいいのか分からなかったり、具体的な解決策を考えられなかったりする場面もあるので、そこをサポートしてくれる人がいることは子どもにとって、とても心強いことだと思います。


最後に

私は、意識していても子どもの内なる気持ちに気づくということは、なかなか難しいことだと感じています。


例えば、目の前の子どもをサポートしたい!と思い、その子に合わせた声掛けをしてみても、空振りすることは沢山あります。

それでも子どもを知り、関係を築いていくことで、必ず想いが届くときが来ると信じて、これからも子どもたちのサポートをしていきたいと思います。


子どもたちの自立への手助けになれるよう、適切なタイミングで適切な声掛けができるスタッフでありたいという思いを改めて感じています。



ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

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