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森本直樹

私たちが子どもたちに残したいもの

こんにちは、森本です。


福岡で「教育をおもしろくする」というスローガンのもと、民間学童きりんアフタースクールを運営しています。


放課後の子どもたちの時間をいかに有意義にできるか、探究的な学びを届けられるか、みんなで頑張っています。


さて、今日は最近のアフタースクールで過ごす子どもたちを観ていて感じることをつらつらと書いていこうと思います。特にオチもなく思ったことを書いていきますので、今のところ着地点も見えていませんが最後まで読んでいただければうれしいです。


今日はどんな顔をしてる?


私が子どもたちのどんなところを観ているのかなぁ、、、とぼんやり考えてみたのですが、まず観ているのは「表情」だなと思いました。


アフタースクールに登校してきたときの表情、学習しているときの表情、遊んでいるときの表情。


なるべく時間の許す限り子どもたちの顔を見ています。


新年度が始まり、特に4月は子どもたちの気持ちが不安定になりがちです。それもそう。特に1年生は今までとまったく違った環境になり、疲れが出てくるのが当たり前です。


子どもたちと過ごす中で「今日はどんな気持ち?」「元気?」と、できるだけ聞くようにしています。





うれしいなと思うのが、少しずつ表情が明らかに変わってきている子が増えていることです。4月最初と比べて笑顔が増えたり、緊張がとれてきている子が増えました。


私の顔を見るたびに「ねぇねぇ、もりもっち」と話しかけてくれたり、アフタースクールという新しい環境に馴染んできている子が増えたのが顔を見ていると分かります。


子どもたちの過ごし方の変化


気がつけば「きりんアフタースクール」も随分大所帯になりました。現在は1~3年生で約50名の子たちが在籍してくれています。


50人もいれば本当に様々な個性を持つ子が集まっています。1人ひとりの子たちの個性がより発揮できるような環境を作ってあげたいなという気持ちはますます強くなっています。


人数が増えたことでできるようになったこともたくさんあります。「おにごっこ」ひとつとっても、単純に参加人数が増えるので盛り上がります。


スタッフの人数も増えたので、1日の過ごし方の中にいろんな場面を増やすことができるようになりました。外で遊んでいる子たちを観ていると、ドッジボールをしている子もいれば、野球をしている子もいる。遊具で遊んでいる子もいれば、ピーピー豆を探して遊んでいる子もいる。


本当に活動が多様化しました。


私たちはアフタースクールで子どもたちに何を残すのか


活動が多様化する中で、より子どもたちの興味関心に寄り添えるようになりました。


先ほど子どもたちがピーピー豆で遊んでいると書きましたが、最近はそこから葉笛に遊びが発展していっているようです。





これこそ「探究」のタネが見つかった瞬間だと思っています。


“もっと他のものも音を鳴らせるんじゃないかな”


“こっちの葉っぱだと音を鳴らせるのかな”


これらはすべて自分がした「体験」に基づいた疑問です。とってつけたような学びではなく、自分でした「体験」をもとに学びが広がり、深まっていく。これこそが「探究」の入り口です。


私たちがアフタースクールで子どもたちに残したいものは何かと問われれば「体験」であり、その「体験」をもとにした「探究」のタネを探すことです。







だからこその遊びの時間であり、クリエイティブタイムであり、長期休みでの様々な活動なわけです。そして、これらの体験を下支えするものが算数・国語の基礎学力です。


学力と体験はどちらか一方でよいわけではなく、必ず両輪で回っていくものなのです。



、、、


少しだらだらと書きすぎたので、そろそろ終わりにしようと思います。


きりんアフタースクールは、“「学び」「好き」「環境」の3つを創る”をコンセプトにしたアフタースクールです。


このコンセプトを日常の中でいかに具現化できるか、引き続きスタッフ一同がんばっていきます。どうか応援してください。引き続きよろしくお願いいたします。

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