自由遊びから育みたい力

こんにちは、きりんアフタースクールの森本といいます。福岡で「教育をもっとおもしろくする!」というスローガンのもと、民間学童きりんアフタースクールを運営しています。


放課後の子どもたちの時間をいかに有意義にできるか、探究的な学びを届けられるか、みんなで頑張っています。


今日は自由遊びをテーマに書いてみたいと思います。


きりんアフタースクールは、福岡市の認定を受けた民間学童保育です。現在、学童支援員の研修が行われており複数のスタッフで参加しています。





これがなかなかしっかりした研修でして、丸1日の大学の講義のような研修が計4日間あります。民間学童の運営に関わる法律や、子どもたちを預かる上での安全面の管理についてまで多岐に渡ります。


前回私が参加した回の研修テーマが「遊び」についてでした。そこからインスピレーションを受けて、今回のブログを書いています。




「遊ぶ」ことが価値を持つ時代になっている


親世代は肌感で理解できると思うのですが、現代の子どもたちは遊ぶ機会が大きく減ってしまっています。


私たちの小学生時代は、放課後帰宅すると近くの公園や友達の家に行き、子どもたちだけで日が暮れるまで遊ぶというのがよく見られる光景でしたが、現代はそういうわけにもいきません。


遊ぶ場所の制約も増え、さらに公園でも「ボール遊びはしてはいけません」といった具合に遊び方まで制約されることも増えています。


さらに、YoutubeやTVゲームといった個人で楽しめる娯楽が増えたことで、自宅で一人で過ごすことが一番楽しいことになっている子が増えています。


そこに拍車をかけたのがコロナ時代の到来です。


以前のブログでもご紹介したのですが、スポーツ庁が実施をした「令和3年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果」があります。


https://www.mext.go.jp/sports/content/20211222-spt_sseisaku02-000019583_111.pdf


この調査結果を端的に紹介すると、

・小学高学年以降の子どもたちの体力低下が進んでいる。

・運動時間が減少していっている。

・子どもたちの肥満が進んでいる傾向にある。

ということが書かれています。


体力低下が進んでいる背景として、「運動時間の減少」「スマホやゲームの時間の増加」「肥満の生徒の増加」があり、これらがコロナの感染拡大によって拍車がかかっていると考察されています。


なかなか難しい時代になってきました。





私たちは遊びについてどう在りたいか


これらの外的環境を踏まえて、私たち「きりんアフタースクール」としてどう在りたいかについて考えてみます。


まず、基本的なスタンスとしては、遊びの時間をむちゃくちゃ重要視しています。年々重要度は上がってきています。いくつか理由を書いていきますね。





遊びを重要視する理由


先ほど紹介した外的な環境も理由の一つです。外で思い切り遊べる機会がそもそも減っています。


そして、遊ぶ中でどんな力を身につけてほしいかです。


まず、遊びを通して子どもたちには他者と協調する力だったり、主体的に考える力、創意工夫する力を身につけてほしいです。


いわゆる「非認知能力(=目に見えない学力)」というものですが、遊びは「非認知能力」を高めていくのにとても効果的な機会といえます。


遊びは誰かにさせられるものではありません。あくまで主体は常に子どもたちです。子どもたちが自分たちでしたいことを工夫しながら行います。


例えば、最近のアフタースクールの外遊びでは、野球をしている子たちがいます。学年・性別関係なくみんなでチームを分け、ルールを作り遊んでいます。





ボールは自作です。「どうすればよく飛ぶようになるか」「どうすれば壊れにくくなるか」と、自然と思考していることでしょう。


ルールを作ることも大切な学びです。自分たちで作ったルールを守って遊ばないと楽しくありません。そして、後から参加する子には作ったルールを説明し、理解してもらうことが求められます。

自然と友だち同士のコミュニケーションが生まれ、他者に伝える力・話を聞く力が身についていきます。



そして、最後になりますが、遊びの中で「好き」なことが見つかるきっかけになればいいと思っています。


現代の子どもは1人で遊ぶ機会が多いため、その分「やったことがない」「知らない」ということが多くなります。


友だちとの遊びの中で、自分が体験したことがないことを自然と知る機会に出会います。そこから興味喚起され、「自分もやってみよう」となっていきます。





そこで体験したことがきっかけとなり、自分の「好き」なことにつながっていく可能性があると思っています。


「好き」を知るということは「苦手」なことを知るということでもあります。いろんなことに出会っていく中で自分を知り、好きだなと思ったことはどんどん深めていってほしいと思います。


その過程こそが学びであり、探究そのものなのです。




まとめます


今日は「遊び」をテーマに書いてみました。


・そもそも子どもたち同士で遊べる機会が減っているので、遊べる機会を増やしたいこと


・遊びの中でこそ身につけられる力があること(非認知能力)


・遊びを通して自分の「好き」を見つけてほしいこと


このあたりが今日のポイントかなと思います。





子どもたちが思い切り遊べるアフタースクールで在りたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また!

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