こんにちは。原口です。
民間学童きりんアフタースクールでは、子どもたちが自ら考え・選択・決定できるよう、遊びや学びの場づくりを日々試行錯誤しています!
きりんアフタースクールでは、室内で過ごすときに大人気の遊びがあります。
それは、「工作」です。
今回は子どもたちがいつでも工作できる環境を創っている理由をシェアしようと思います。
日常にある工作
きりんアフタースクールでは、子どもたちがいつでも工作ができるよう、備品が入っていた箱やスタッフが家から持ってきた廃材を工作用に常備しています。
子どもたちは、材料を吟味して思い描いた作品を作り上げていくのですが、その迷いのない(ように感じる)手つきは目を見張るものがあります。
そして、作品が完成したときは全員といっていいくらい
「見て〜!」
と、どんな作品なのか、どういうことを考えて作り上げたのか、などなどお披露目をしてくれるのです。
アイデアを表現する
そもそも、なぜきりんアフタースクールには子どもたちが自由に使える廃材やはさみなどの工作用具を置いているのか?についてお話ししようと思います。
結論を先に言うと、
「思いついたアイデアをその場ですぐ形にできる環境づくりが大事」
だと思うからです。
子どもたちは、工作に取り掛かる前にこんな風にアイデアを出します。
・こんなものが欲しい!
・前作ったものをもっと進化させたい!
・あれと同じものを作りたい!
などなど。
このようにアイデアを見つけ出すこと自体、当たり前ではないと私は考えています。
例えば、「何でもいいから作ってみてね。」と声を掛けたら「何を作ったらいいのか分からない」と急に子どもが固まってしまう様子を想像できるのではないでしょうか?
アイデアはいつでも降ってくるものではなく、その瞬間にふと「これやってみたい!」と降りてくるものだと思います。
材料の話に戻しますが、このアイデアが子どもたちの頭をよぎった瞬間に工作に使う材料や道具が無かったらどうでしょうか?
子どもの興味関心は日々移り変わるので、せっかく「やりたい!」と思ったことでも環境が無ければ、アイデアを形にしない経験を繰り返してしまいます。
それではあまりにももったいないですよね。
だからこそ、きりんアフタースクールでは子どもたちがいつでも自分のアイデアを形に出来るよう、材料、ハサミ、ペンなど工作用具を豊富に取り揃えています。
アイデアが消えないうちに、いつでも思いついたアイデアを形にできる環境を整えておいてあげることが、子どもの主体性や創造性を育むきっかけになると私は信じています。
アイデアが最初はなくても、材料を見て「これで何か作れないかな?」とアイデアをわかしていく子もいます。
環境次第で新しいアイデアが浮かぶこともよくあるようです。
さいごに
このように、きりんアフタースクールでは工作する環境をとってみても、「自己選択・自己決定」が自由にできる環境づくりをしています。
とはいえ、子どもから「この材料ないの~?」とたまに聞かれることもあり、要望に全て応えられているわけではないですが、無いなら無いなりに新たな材料を見つけて試行錯誤を始める子どもたちに発想の柔軟さを感じる瞬間でもあります。
次はどんな作品を子どもたちはつくりあげるのでしょうか?
お家に作品を持って帰ってきたときは、是非お子様に作品について聞いてみてくださいね。
それでは、また。
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