こんにちは。原口です。
民間学童きりんアフタースクールでは、子どもたちが自ら考え・選択・決定できるよう、遊びや学びの場づくりを日々試行錯誤しています!
きりんアフタースクールでは長期休み中、子どもたちは朝から登校し、室内または外出するイベントに参加します。
今日は冬休み中に感じた子どもたちの成長について、2つお話ししようと思います。
凧あげ名人
お正月明け、子どもたちは朝から自分の凧に思い思い絵を書きあげていました。
迷いなく手を動かす子、何を書こうかなと友達と話しながら進める子など様々でしたが、みんな自分のイメージを形にしていました。
その後、自分の凧を持って近くの公園までみんなで凧をあげに行きました。
初めて凧をあげる子もチラホラいましたが、みんな走って上手に凧をあげていました☆
普段なかなかできない体験に、子どもたちは友達と並走したり、凧が落ちないように必死に走り回ったりしながら、楽しんで過ごしていました。
「凧あげ初めて!」と言っていたAちゃんは、走らずにその場に留まって高くあげるんだ!と凧あげ名人を目指して練習をしていました。
他の子どもたちが凧あげをやめて公園で遊んでいる間もずっと凧あげの練習を続けた結果、見事凧あげ名人になったのです!
「走らずに凧を空にあげることができているのはAだけだよ!」と得意げに話しており、初めての凧あげ体験がAちゃんの「好き」や「得意」に繋がる「!」な瞬間を見ることができました。
ケンカもするさ
凧あげ体験にもあったように、みんな楽しい時間を過ごしていますが、朝から夕方までの長い時間をお友達と過ごしているとお友達とケンカをすることもあります。
このケンカを通して個人的に感動した「!」な瞬間をご紹介します。
B君はお友達と言い合いになると思わずモノなどにあたってしまうことがあります。
ある日、B君とC君がケンカしているところに「どうしたの?」と声をかけてみると、
B「やめてって何回も言ったのにC君は聞いてくれなかった!」
私「そうなんだね。もしかしたらC君はどうしてやめてほしいのか分からなかったかもね。」
その後もB君、C君との対話は続いていくのですが、子どもたちは言葉足らずでケンカになってしまうようでした。
B君がモノなどにあたる瞬間だけを見るとB君が悪いように見えてしまいがちですが、話を聞くとケンカになる理由はお互い様です。
冬休み中は、B君が他の子とケンカするたびに、B君と対話をすることが多くありました。
そして冬休みが終わるころ、B君がC君とケンカをしている様子を見ていると、B君がモノにあたるのではなく頑張って言葉で伝えようとしていました。
冬休みの短い2週間でしたが、B君は変わりつつありました。
大人でも相手に伝えることが難しいことがありますが、B君は難しいながらも変わろうとしているその姿に尊敬の念を抱くとともに、とても嬉しく感じました。
自分次第で、周りの環境(人間関係)は変わっていくことをB君はこれからも学んでいくのかもしれませんね。
最後に
本日お伝えしたことは冬休み中に起きたことのごく一部ですが、子どもたちは様々な体験やお友達との関りを通してきっと沢山の学びや想いを、知らず知らずのうちに経験したのではないでしょうか。
今週から学校も始まりいつもの日常に戻りましたが、お子様に気になる様子などありましたらいつでもきりんアフタースクールのスタッフにお声がけくださいね☺
それでは、また。
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